【自宅で申告】外出しないで相続税申告を行うことはできますか？

はじめに

なるべく外出せずに、相続税申告をしたいけど、どうすればいいかわからないと悩んでいませんか？

この記事で紹介する申告方法を理解すれば、極力外出することなく、相続税申告を行うことができるようになります。

なぜなら、相続税申告に必要な資料の大半は委任状等で税理士が代理取得可能ですし、税金の納付も自宅から行えるようになったからです。

この記事では、極力外出しないで相続税申告を行う場合の流れをご紹介いたします。

この記事を読み終えると、なるべくご自宅にいながら、最小限の工数で相続税申告業務を終わらせる方法を知ることができます。

【委任状＋印鑑証明書＋マイナンバー写し】これだけで相続税申告は全てお任せ！

• 委任状　１枚
• 印鑑証明　１枚
• 申告する方のマイナンバー写し　１枚

この３つさえあれば、実は相続税申告業務自体は問題なく終わらせることができます。

なぜなら、後記しますが、戸籍や住民票は税理士の職務権限で取得可能ですし、それ以外は委任状があれば代理取得できるからです。

戸籍や住民票は税理士の職務権限で取得可能？！

税理士が相続税申告業務を行うために必要な書類の一部は、その資格をもって代理取得が可能です。そのため、相続人はわざわざその書類を役所へ取得に行かなくても良いのです。

しかも、この場合、相続人の実印や署名も必要がありません。

この権利を濫用し、勝手に取得され、個人情報が漏洩する可能性があるとご不安な方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

この職務上請求書は、役所と税理士会との連携により請求履歴が監視されており、不審な請求は厳罰対象となります。とても重要なことなので、しっかりと監視されているのです。

ご自身で戸籍を取得される場合は下記をご覧ください。

戸籍謄本のとり方

職務権限で取得できないものは【委任状】で！

税理士が相続税申告業務を行うためには、様々な機関へ調査しなければいけません。これは相続税の税務調査対策も同様です。

調査のためには、各機関へお客様にご署名頂く委任状を提出しなければなりません。このとき、様式は充分に精査する必要があります。

なぜなら、金融機関によっては委任状の文言が指定されているからです。

つまり、委任状の文言には、コツがあります。

このコツを心得ていないと、委任状を提出先機関ごとに、それぞれ作成しなければならず、余計に多く作らないといけなくなってしまいます。

弊社では、これまでの多くの手続きで培った経験をもとに、委任状のフォーマットを定めており、これにより、相続人の方々には書類１枚のご署名だけで済むようにしております。

面談の方法はさまざま！電話やテレビ会議も！

資料収集は、委任状さえあれば収集可能です。

資料がそろえば、税理士は財産の一覧表を作成します。税額もこの時点である程度把握できます。

そしてここからが、相続税申告の難しいところですが、様々なシミュレーションを実施します。税理士は個別事情にあわせて様々な資料を作成し、皆様へ「面談」にてご説明致します。

この「面談」の仕方を工夫すれば、お客様は外出することなく、ご自宅にいながら、相続税申告を終わらせることが出来ます。

弊社では、テレビ会議にもご対応しております。また、郵送のみのやりとりでお電話にてご説明というお客様もいらっしゃいます。

お客様にあわせた形で柔軟にご対応させて頂いております。

申告書の提出はだれがするの？

税理士が代理で作成し、提出します。

そのため相続人の皆様は、税理士が作成した申告書で問題ないことをご確認頂ければ、特に何もしなくて大丈夫なのです。

なお、弊社ではお客様に申告の内容をご納得いただけるまで、わかりやすい資料をご提供し、何度でもご説明しておりますのでご安心ください。

相続税の納付は誰が、どうやってするの？

最近は外出することなく、自宅で納税もできるようになりました！

クレジットカードで、インターネット上で納付ができます。

詳しくは国税庁主催の以下のページをご覧ください。

https://kokuzei.noufu.jp/

納税額1,000万円未満までという制限はありますが、手数料が0.836%で自宅から納付が可能です。

支払でポイントが付くカード会社をご利用されていれば、ポイント還元率１％もあればお得になりますね！

平日は忙しい！土日対応できる税理士はいないの？

弊部門では土日祝もご対応しております。

相続人の皆様は平日昼間がお忙しい方が多いです。そこで、弊部門では土日祝もご対応しております。また、お盆や正月といった、相続人皆様が集まりやすいときにもご対応しておりますので、遠慮なくおっしゃってください。

おわりに

本記事では、外出することなく相続税申告を行う方法についてご説明いたしました。

テレビ会議等のツールの進化や、納付方法の発達など、ますます便利な時代になってきました。

福岡相続テラス（税理士法人アーリークロス）では相続に関する無料相談を行っておりますので、お気軽にご連絡ください。