確定申告の季節がやってきました。

税務署勤務時代の署外確定申告会場の現場経験者として、いくつかコメントしてみたいと思います。

○　所得税・贈与税は、令和４年２月16日（水）から３月15日（火）まで

○ 個人事業者の消費税は、令和４年２月16日（水）から３月31日（木）まで

となっております。

まず、沖縄県の確定申告における管轄税務署以外に設置される確定申告会場（署外会場）は以下の通りです。

※　税務署の閉庁日（土・日曜・祝日）は、相談及び申告書の受付は行っておりません。

　ただし、「浦添市産業振興センター・結の街」では令和４年２月20日（日）と２月27日（日）に限り、確定申告の相談・申告書の受付を行います。

※　那覇税務署及び北那覇税務署管内の方で、申告書の提出のみを行う場合は、「サンエーパルコシティのオレンジゾーン５階」で申告書の受付を行います（申告相談は行っていません）。

https://www.nta.go.jp/about/organization/okinawa/topics/shinkoku/12211109.htm

※　相談会場に関する詳細は各税務署までご相談ください。税理士法人アーリークロスではご回答しかねます。

令和３年分確定申告については混雑緩和を図るため、確定申告会場への入場には、入場できる時間枠が指定された「入場整理券」が必要となります（提出のみの方は不要）。 なお、入場整理券１枚につき、来場者１名の申告相談が可能です。お一人で複数年分を申告相談する場合については１枚で構いませんが、例えば、ご夫婦で来場し、お二人とも申告する場合には、ご夫婦それぞれが取得していただく必要があります。 また、入場整理券の配付状況に応じて、後日の来場をお願いする場合があります。 入場整理券は各会場で当日配付しますが、オンラインで事前に取得する方法もあります。

注意書き（※）にもありますが、整理券の配布により受付されます。

当日開始時間前から長蛇の列となり、整理券の配布が終了すると混雑時にはお昼過ぎ・午後には当日の受付が終了となる場合もあります。

受付が終了したことを税務署から広報することはないため、会場に着いてからそれを知って、無駄足になることも多くあります。

なので、可能であれば、オンラインによる事前取得（LINEアカウントによる事前申込）をお勧めします。

また、税務署ではコロナ対策として三密を回避するため、確定申告による集中分散に取り組んでいるので、確定申告が本格化する２月１６日前の事前相談がお勧めです。

さて、確定申告会場に入った後も一苦労です。

確定申告会場を経験されている方は、ご存知だと思いますが、税務の質問、計算の指導を職員や応援の税理士は限られており、実際の申告書の作成は会場に申告書作成コーナーとして設置されたパソコンを使って、ご自分でやるか、アルバイトが支援して行います。

申告は慣れていないと、資料が不足していて銀行や役所など取り寄せるのに時間がかかったり、事前に集計が必要だったりと、多大な労力を費やします。

また納税が発生する場合、期限を過ぎると延滞税や加算税など余計な税金を支払うことになります。

確定申告のご相談をされたい方は、先ず、メール、お電話で弊社へお問合せください。