確定申告の知識ブログ

2025.01.16

税務署の「収受印」が廃止!2025年からの確定申告への影響は?

アーリークロスの確定申告代行は、特殊なご要望が無い限り100%電子申告(e-Tax)での申告代行を行っています。

2025年から税務署において「収受印が廃止される」という制度変更により、書類での(窓口での、または郵送による)申請にデメリットが増えました。これにより電子申告のメリットが更に大きくなりました。

収受印廃止に伴う書面での確定申告のデメリットについてお伝えします。

これまで書面での確定申告では、納税者が希望し、控用の申告書を合わせて提出した場合には、税務署側が受領した証として「収受印」を押捺したうえで控えを送り返してくれていました。
しかし、この収受印の押捺および控えの返送が、2025年1月から廃止されました。これにより確定申告を行った記録が「書面での申告」の場合は残らなくなってしまいます。

記録が残らないとどういった場面で困るのでしょうか?

主に金融機関などで借り入れをする際の審査において「前年の収入の証左」として提出を求められることが多いです。例えば、住宅ローンや自動車ローン などですね。

他にも、保育所の入園申請手続きや奨学金の申請などにも必要となるケースがあります。

収受印廃止により、書面での確定申告の場合は制度上、申告の控えが手元に残らないことになってしまうわけです。※

一方、電子申告(e-Tax)を行った場合は、申告等データの送信後にメッセージボックスに格納される受信通知には受付日時・受付番号等が記載されており、この受信通知がこれまで書面による提出の場合に捺印されていた税務署の受領印に相当します。

これらのことから、アーリークロスでは電子申告を強く推奨しています。また、最初にお伝えした通り、アーリークロスの確定申告代行では100%電子申告に対応しています。受付日時・受付番号等が記載された確定申告書の控えをPDFファイルとしてお渡ししておりますので融資の申し込み等の際にも安心です。

パソコンやインターネットが苦手で、自分で電子申告をする自信がないという方は、私たちにお任せください!

※保有個人情報の開示請求等で申告した内容を閲覧することも可能ですが、費用や時間(1ヶ月程度かかるそうです)の面でおすすめできません。詳しくは以下のURLをご覧ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/onatsu/index.htm