コーダーとしてウェブ制作のキャリアをスタート。6年後には法人を設立。
2007年、ウェブ関連の仕事に就きたく福岡の大手ウェブコンサルティング会社「ペンシル」にコーダーとして入社しました。
ウェブの黎明期には「デザイナーの見習い」というイメージが強かった「コーダー」が、「ウェブの構造を司る重要な仕事である」という認識に変わりつつある、ちょうど転換期の転職でした。
社内では初のコーダーということで先輩がおらず、必要な知識は全て独学で学ぶ必要がありました。私生活が圧迫され、心身をすり減らすほどの業務の多さでしたが、そのような環境で3年半勤務する事で、多くの知識と経験を自らに叩き込むことができました。
確固たる自信をもって2010年にウェブエンジニアとして独立。
ウェブ制作には「企画」「構成」「デザイン」「開発」といった工程がありますが、そのなかで開発業務に特化し、多くのサイト制作に従事、経験を積みました。
さらに独立から3年後の2013年に、法人を設立しました。
制作現場で叩き上げられたうえで取り組むディレクター業務。
株式会社グルーウェブ設立後は優秀な社員エンジニアに恵まれ、私は開発管理業務やサイトの構成業務を担当する「ディレクター職」に専念することができています。
ウェブの特性や構造を熟知した上でのサイト設計が得意なのですが、それは10年以上エンジニアとして「作る仕事」を経験したことが活きているのだと自負しています。
別の業界に例えるなら「建設現場で10年間経験を積んだ大工さんが、建築家に転職し、設計までも担当している」といったところでしょうか。
ウェブ制作の業界は、優秀な人材が不足していると痛感しています。
大手を含む多くのウェブ制作会社には、制作経験が乏しいままエスカレーター的にディレクターになった。という人が多いのも事実です。
そのようなディレクターに、下請け業者として向き合うこともあるのですが、やはり制作現場は混乱します。良いウェブサイトが仕上がるイメージができません。「企業の資産であるウェブサイト制作の統括を、経験不足・知識不足のディレクターに任せていいのか?」と怒りを覚えることすらあります。
九州の企業の経営に貢献するために、アーリークロスグループに加入。
前述の通り弊社グルーウェブは長年、ウェブサイトの開発業務を主に受託していました。クライアントは全国にいて、収益面では安定していましたが「受託にとどまることなく、弊社の技術を九州の企業のウェブサイト制作に活かしたい」と考えるようになりました。
ちょうどその頃、アーリークロスの小西代表から経営統合の誘いがありました。小西代表の考えは「顧問先のニーズに応えるためにはウェブの支援が不可欠。優秀なウェブ制作会社と組みたい。」というものでした。
私と小西代表、双方のニーズが一致。「渡りに船」という言い方は軽々しいかもしれませんが、まさにそのような心境でした。
2021年1月に正式にM&Aが完了し、グループに加入しました。
現在ご覧いただいているアーリークロスのウェブサイトは、私がプロデュースし、当社グルーウェブが制作しました。また、アーリークロスの顧問先企業のウェブ支援にも取組ませていただいています。
目的層(基礎)をしっかりと固め、考えを一貫して制作を行う。
企業ウェブサイトの制作においては初めに「ウェブサイトの目的」を思考の土台(目的層)として明確にします。
「売上を上げたい」「求人応募者を増やしたい」という要望は当然です。これを掘り下げ、「どのようなアプローチで、どのような検索行動をする人に対して、どれくらいの期間で・・」という戦略を明確にします。場合によっては「ウェブサイトには予算を割かずに、折込広告に投資してみては?」といったご提案をすることも。
目的を明確にし、制作の途中段階でブレることや迷いを生まず「想いがしっかり伝わるウェブサイト」を作り上げます。
ウェブサイトは数百万円以上の企業の投資です。それを任せられる責務は重いと考えます。だからこそ投資を上回るリターンを生み出すサイト制作に努めています。