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小西公認会計士事務所とアーリークロス会計事務所の経営統合

アーリークロスグループは、代表である小西が2012年に開業した小西公認会計士事務所と、副代表である小山が2017年に設立したアーリークロス会計事務所が経営統合して2018年に設立された総合型会計事務所です。

本記事では、小西と小山が経営統合当時の状況や想いを振り返ります。

税理士法人アーリークロス 代表社員 小西 慎太郎
慶應義塾大学経済学部在学中に公認会計士試験に合格。卒業後は あらた監査法人(現:PwC Japan有限責任監査法人)で監査業務に従事。その後2012年に独立し、小西会計士事務所を開業。2018年に税理士法人アーリークロスを設立し、代表社員に就任。
税理士法人アーリークロス 副代表 小山 寛史
西南学院大学院経営学研究科卒業。2014年、当時27歳で税理士登録。税理士法人山田&パートナーズをはじめ複数の会計事務所で相続・事業承継コンサルティングを専門に従事した後、アーリークロス会計事務所を開業。2018年、税理士法人アーリークロス設立に伴い副代表税理士に就任。翌2019年には相続・承継支援部を立ち上げ、部長を兼任。

統合のきっかけ

小西:ちょうど昨日(インタビューは24年10月2日におこないました)で統合して6年になりました。あっという間に6年が経過しましたよね。

小山:10月1日は法人設立日なのですが、新卒内定式の日でもあるので、そちらの方に気を取られてしまっていました。

小西:アーリークロスグループは私の事務所と小山さんの事務所が2018年に経営統合して法人化したわけですが、統合するという話をしていたときに不安なことなど無かったですか?

▽小西公認会計士事務所時代の様子(2015年)

小山:小西さんの事務所は2012年に開業していましたが、私は2017年に開業したばかりでしたので、目まぐるしい状況の変化だなと我ながら思っていました。小西さんはいかがでしたか?

小西:私は開業して5年ほどが経ち案件数が増えていく中で、そのまま拡大路線を進むべきか、それともその時点で受任できる範囲の案件数に留めておくべきかで悩んでいました。その頃、マネーフォワード様のイベントを通じて小山さんと、小山さんの事務所の創業メンバーだった花城さん(現CBO兼CPO)と親交を深め、話していく中で大きな事務所を一緒に創っていきたいと決心がつきました。

小山:焼肉屋で小西さんと花城さんの2人が統合後にやりたい事の話で盛り上がっていましたよね(笑)。私も楽しそうな未来の話をしているそんな二人に感化されたことをよく覚えています。

小西:私がもともと開業したのも、中小企業やスタートアップの支援を通じて地元九州の経済に貢献したいという想いがあったからです。そのためには多くの企業を支援していける体制をつくることが必要だなと考えてました。

小山:私が決心してからは割と早く話が進んでいった気がしています。

小西:私と花城さんが勝手に進めていましたので、ほぼ話がまとまった後で顔合わせをしましたよね(笑)。

野武士軍団との統合

小山:私の事務所はいわば「野武士軍団」でした。「これから天下を取りに行くぞ!」という侍のようなものだったのですが、設立から間もなかったため、いい意味で事務所のカラーがまだありませんでした。チームというよりは野武士の集団という感じでした。

▽アーリークロス会計事務所設立当初の様子(2017年)

小西:お互いの事務所がまだメンバーも少なく、創業期であったために、経営統合しても大きなトラブルが無く続けられたという面もあるかもしれませんね。

小山:そうですね。ただ、働く環境は大きく変わりました。それまでは部室のような広さの事務所だったわけですが、いきなり100坪ほどのオフィスに移転して「大きなものを作ってしまったが大丈夫だろうか・・・」という不安が押し寄せてきたのをよく覚えています。

小西:あの頃はメンバーも少なく、座席の使用率は30%ほどじゃなかったですかね?

小山:静かでしたし、閑散としていました。ただ、広々としたオフィスを眺めながら頭の中はアイデアで埋め尽くされていましたので、不安もありながら自ずと気が引き締まりました。資金調達や資金繰りは小西さんが見てくれていたので、その点は安心して事業に集中できました。

小西:ありがとうございます。最初は資金面も苦労していましたが、業務のオペレーションのレベルが今のレベル感とは全く異なっていて苦戦しました。

小山:その時点ですでに製販分離(面談などのクライアント対応業務と記帳代行や申告書作成などの経理業務を別部署でおこなうこと)は採り入れていたのですが、まだ不完全なところもありました。

マネジメントの力

小西:法人化初期のアーリークロスグループを支えてくれたメンバーの多くが現在も管理職やメンバーとして活躍してくれているのを見ると大変嬉しく思います。

小山:そうですね。一方で、馴染めないメンバーが辞めたこともありました。私の事務所にまだカラーが無かったとは言いましたが、小西さんは原理原則に従って、私は勢いに従って仕事を進めるところがありますので、当初はお互いのメンバーが丁度いい部分にフィットするのは難しかったと思います。

小西:そうですね。今はPMI(Post-Merger Integration)にも力を入れていますが、当時はまだ模索している段階でした。文化を合わせていくというのは非常に難しい作業ですので、そこをマネジメントの力でカバーしていこうという方向性で動いていました。

小山:よく小西さんから「なぜマネジメントが必要なのか」という話をされた記憶があります。税理士業務というのは専門職であり、そこで働くメンバーも専門家ですので、マネジメントは一筋縄ではいかない部分もあります。

小西:恐らくどの事務所さんも同じ悩みを持っていると思います。私は創業時より組織を拡大するうえでマネジメントは不可欠であると思っていましたので、自分自身でかなり勉強していましたし、それを社内にもどんどんシェアしていきました。

小山:統合以前はマネジメントの視点を持つことが無かったため慣れるのはやや大変でしたが、次第にそうした視点を持てるようになってきました。同時に、自分たちの良さであった勢いは無くしてはいけないと思い、それまで以上に勢いをつけて物事に取り組んできました。

大きな目標が統合成功への近道

小西:そうですね。統合してからの組織としての成長スピードはかなり速かったですよね。統合後も勢いを落とさずに成長できたのはなぜだと思いますか。

▽従業員数の推移

小山:自分たちが「ブッチギリ九州no.1になる」という明確なビジョンがあったからだと思います。なぜブッチギリno.1なのかというと、自分たち自身が大きな組織となり、税務会計を通じて影響力を発揮することで個人・中小企業の発展をサポートすることができると考えているからですよね。その大看板がメンバー全員の見えるところにあったおかげで、「チームを大きくするにはどうすれば良いか」という点がメンバー共通の行動基準になり得たのではないでしょうか。

▽グループ全体の全体朝礼の様子(2024年)

小西:振り返ると、常に「100名、200名規模の組織になるためには」という話をしていましたね。統合前にMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を決めていたことで、組織としてのゴールを共有することができていたんですよね。

小山:無意識のうちにMVVがPMIにおいて重要な役割を果たしていましたね。ビジョンが無く、「やる気だけはあるから統合して一緒に頑張ろう」というのは上手くいかないと思います。やはり大きな目標があって、その目標に向かって協力していくなかで統合は成功するのだと思います。

小西:車の運転と同じですよね。近くを凝視するのではなく、遠くに目線をやることが大事です。目線が近づいてきたら、また遠くを見るという事の繰り返しです。我々の初期も「ブッチギリ九州no.1になる」という中期的な目標にフォーカスできたので、眼の前の些末なことでトラブルにならずに一丸となれたんじゃないかと思います。

小山:確かにそうですね。統合当時は「九州no.1」なんて遠すぎて何も見えていませんでしたが、6年ほどでもう間近まで迫っています。

小西:だから次は「日本代表レベル」を目指していくしかないのであって、そこを目指していくにはさらに新しいメンバーの力が必要になってきます。今後、アーリークロスグループにジョインしてくれる方々にも、ぜひMVVに共感してもらい、長期的な視点をもって加わってほしいと思います。

小山:日本を代表する会計事務所グループを目指して今後も爆速で成長していきましょう!今後もよろしくお願いいたします!

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